植毛の用語集
●育毛
新しい髪を育てること。現代人が陥りやすい不規則な生活やバランスの悪い食事を改善し、正しい育毛法を実践することによって、抜け毛の減少や新たな毛髪の成長を促す。
●グラフト
現在の自毛植毛は、後頭部や側頭部から移植するための毛髪部分を皮膚組織ごと切り取り、それを細分化したものを手作業や自動の植毛機器によって植えつけていく手法である。その細分化したものを、グラフトと呼ぶ。グラフトの種類はその大きさによって名称が異なる。1~2本のグラフトをマイクログラフト、3~6本のグラフトをミニグラフトと呼び、仕上がりだけ見ればマイクログラフトの方が自然である。なので、生え際などの目立つ部分にはマイクログラフト、密度を濃くしたい部分にはミニグラフトが使用される。
●毛周期
ヘアサイクルとも呼ばれる。毛髪が成長し、抜け落ちるまでの周期である。この毛周期には、大きく分けて3つの段階がある。新しい毛髪が大きく伸びる成長期、細胞の活動が弱まって毛髪の成長が停止する「退行期」、それらの毛髪が抜け落ちて新しい毛髪を生み出す準備が始まる「休止期」である。毛髪はこのサイクルを繰り返し続けるので、抜け毛が増えた原因が「休止期に入ったため」という場合も多い。
●ショックロス
植毛手術をした箇所に既存毛が残っている場合、植毛の影響で既存毛が抜け落ちてしまう現象。統計的には女性に多い症状と言われているが、はっきりとした原因は分かっていない。移植によって毛髪の密度を上げ過ぎた場合に、血行の関係で毛髪に十分な栄養が行き渡らずにショックロスを起こしてしまうという説もある。
●人工毛髪植毛
薄毛部分の頭皮に医療用に開発された人工の毛髪を植えつけて、薄毛を解消する方法。自毛植毛と異なる点は、移植する毛量に際限がなく、伸びるまでの時間も必要ないことである。反対に人工毛が成長することもないため、一般的なイメージとしては「増毛」に近い。
●スリット
グラフトを移植するために、移植先に入れる切れ込みのこと。
●ドナー
自毛植毛とは、後頭部や側頭部の元気な毛髪を、薄毛部分に移植する手術である。この時、移植のために後頭部や側頭部から切り取った皮膚組織を「ドナー」と呼ぶ。切り取られたドナーはさらにグラフト単位に株分けされ、薄毛部分に植毛される。一度に確保できるドナー面積には限界があるが、1cm幅ほどであれば違和感なく縫合できる。